2016年の訪日外国人客数(推計値)は2403万9000人と過去最高を更新した。2020年には東京五輪が控えている。さらに多くの外国人が日本を訪れることになる。
来日した外国人が一番困るのが、日本のトイレは、操作ボタンが多くて、「どのボタンがどんな機能なのか分かりづらい」というものです。
ウォシュレットで有名なTOTOが14年9~10月、日本在住の20歳以上の外国人600人を対象に実施した「トイレに関するアンケート」では、「訪日当初、日本のトイレで困ったこと」として、25.7%が「さまざまな操作ボタンの役割が分からなかった」、18.5%が「温水洗浄便座の操作方法が分からなかった」、さらに14.7%が「用を足した後の洗浄方法が分からなかった」と答えている。
そう、用を足した後の流し方がわからなくて、そのまま出てきちゃう人もいるようです。まるで笑い話のようですが、本当の話です。
こうした問題の解決にあたり、各メーカー毎に違っていたボタンのデザインを統一することになった。前回の1964年東京オリンピックのときに、海外からの人がが迷わないようにといくつかのピクトグラムが採用されたことは有名ですね。
誰もが知ってるこのトイレの男女マーク。万国共通のこのマークは、なんと日本が発祥なのです! このように、誰にでも直ぐ分る直感的な分かりやすさを重視して、標準ピクトグラムが策定されました。
日本人にとっては、日本語で書いてあるからわかり易いですが、外国人にとってはどうなんでしょう?
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