電車も止める房総半島の野生生物

12日の夜、内房線の浜金谷~保田駅間で電車と鹿がが衝突した影響で一部の電車が止まりました。

房総半島内では、そのほか外房線や久留里線でも鹿と電車の衝突が結構頻繁に発生しています。

房総半島にはたくさんのニホンジカが生息しています。天津小湊町付近が最も生息数が多いので、電車との衝突事故も多いですね。電車との衝突事故だけでなく、この付近ではシカによる農作物の被害が大きいので、田や畑はシカよけのネットで囲まれています。

房総半島(特に外房地域)では、ニホンジカより深刻なのがキョンの繁殖です。倒産した行川アイランドから逃げ出したのが事の発端とか?

キョンはシカ科の動物で、台湾に分布していて特定保護動物に指定されていますが、中国南部では食用にされているところもあるようです。繁殖力が強く1年で36%増加するとも言われています。キョンが原因の農作物の被害も急増しています。

千葉県では、17000頭いるキョンの全頭を駆除することに決めたようですが、年間1200頭の駆除しか進んでいないのが現状です。これでは繁殖力の方が優っているので、増加することに変わりないということになります。

kyonn

ただ見ているだけならかわいいのですが、人間の生活が脅かされるとなると、かわいいとばかり言っていられませんね。まあ、人間の勝手と言えなくもないですが・・・。

 



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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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