世界各地で発火事故を引き起こし、ついに製造・販売が中止になったサムスンの「Galaxy Note 7」ですが、日本では発売されていなかったため、影響を受けた方は限られているようですが、海外では大変な影響が出ているようです。
悲劇のはじまり
「Galaxy Note 7」の発火事故を受けて各航空会社は電源を切ること、充電しないことを条件に機内持ち込みのみ認めてきました。そのため「Galaxy Note 7」ユーザは、電源を切って航空機に乗り込み、旅行や出張へ出かけていきました。それが国内ならまだ問題にならないのですが・・・
悲劇が起こる!
その後、電源を切った「Galaxy Note 7」でも発火する事態が発生。日本を含む各国の保安当局は、「Galaxy Note 7」のいっさいの機内持ち込みを禁止しました。もちろん電源を切った状態でもです。
これで困ったのが、「Galaxy Note 7」を持って国外へ行ってしまった人達です、「行きはよいよい、帰りは辛い」のたとえどおり、帰りの航空機に「Galaxy Note 7」を持って乗れないことになったのです。サムスンによる取り換え施策は、自分が契約しているキャリアで行うことになっているため、国外で他の機種に変更することはできません。泣く泣く空港で廃棄していくしかなくなってしまったのです。スマートフォンは個人情報のかたまり。ましてや旅行中なので思い出の写真もいっぱい撮ったことでしょう。それらをすべて捨てて帰らなければならないなんて・・・。もし自分がそうなったらどうするでしょう。ショックで立ち上がれなくなってしまいますね! 最悪なことに、持って帰れなければ、返金措置も機種変更もできないことになります。
「Galaxy Note 7」は電池が取り出せないタイプなのですが、必死に分解して電池を外そうとした人もいたようです、その気持ちわかりますね。
その後、さらに被害は拡大しているようです。空港や飛行機で働いている人たちが、問題のGalaxy Note 7と「Galaxy S7」「Galaxy S6」「Galaxy S5」の違いまで見分けられす、それらの機種も同様に制限されてしまうというものです。
あーなんという罪作りなサムスンなんでしょう。せめて各空港に技術者を配置して電池を取り出してあげることはできなかったのでしょうか? そうすれば帰国してから電池を入れて機種変すれば救われますからね。
今後もこうしたことは起こらないとも限りませんので、せめてクラウドサービスを使えるようにしておくことが肝心ですね。そうすれば、少なくともデータがなくなることは防げます。 あと、電池が外せる機種にしておく手もありますね!いざとなったら電池だけ外して廃棄すれば本体は助かります。そんなことが二度と起こらないことを祈るばかりです。
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