「保育園落ちた日本死ね」、国会でも取り上げられ話題になりましたね。入所希望しても保育施設に入れない待機児童の解消が全国的な課題となっています。
この問題を解決するには、先生の確保などの問題もありますが、新たな保育所を作ることが大事です。
しかし、今日本のあちこちで、新たな保育所が開設できないという問題が起こっています。というのも、行政側で新たな保育所を認可しようとすると、住民の反対で計画が中止に追い込まれるケースが増えているのです。その理由は「子供の声がうるさい」だそうです。
この話を聞いてショックを受けました。電車の中で携帯電話を使うな(通話するな)という問題と根が一緒だなーと思います。電車の携帯問題は、結局は電車の中で話をするな、ということなんです。さすがに電車の中で会話をするなとはいえないので、携帯電話に問題をすり替えているだけなのです。
でも、よく考えてみてください。会話というコミュニケーションをすることが人間の人間たる証明だと思うのですが、何百人という人が乗っている電車の車内が、会話無しでシーンとしている毎朝の通勤電車は異常な光景です。それが異常と思えないくらい日本人の感覚はマヒしているのです。よく、中国人は電車の中でうるさいといいますが、人が集まれば会話するのが普通じゃないですか。言語によって多少の耳障り感はありますが。
保育所ができたら子供の声がうるさいというのも同じで、子供が集まればにぎやかになるのは当たり前、元気に騒ぐ子供達の声を聞いて大人達も元気になるというのが今までの日本人だったのではないでしょうか?
電車のなかでは静かに読書したい、静かに寝たい。保育所の必要性は理解できるが、少しでも静かな環境で暮らしたい。 えーっ!どんだけ静かなら気がすむんだー! と突っ込んでみたくなります。
年 | 月 | |||||
2016 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
6月 |