台風9号は、小型の台風にもかかわらず結構風が強かったようです。屋根の瓦を飛ばされているお宅をよく目にしました。
借りている駐車場から駅までの間にある家では、道路に瓦が散乱しているので見上げてみると、相当数の瓦がなくなっています。今日になってよく見てみると、土のうが屋根の上に乗せてあり、これ以上の飛散を防いでいる?ようです。
私の家から30メートル程離れたところにある(隣家)でも、瓦が飛んでいます。りっぱな日本瓦で、1枚が相当重いと思われますが、簡単に飛ばされてしまったようです。瓦が飛ぶのって、風の強さだけでなく、方向や角度も影響してくるように思えます。数年前に我が家の裏の家(この辺りではそこだけ)に突風が吹いたことがありました(竜巻では?という話もありました)。見事に屋根全体が飛ばされたのですが、飛ばされた家も大変だったようですが、それよりも飛ばされた瓦が直撃されたお宅がとんだ災難でした。どちらもご近所でよく知っている方なので、話を伺うと、直撃された方では、屋根瓦がわれ、家の外壁に穴があき、ブロック塀も倒壊。屋根と壁に穴が開いたので雨が漏れ、テレビはお釈迦、本棚も水がかぶって全ての本が濡れてしまったようです。その隣りのお宅では、外壁に割れた瓦の破片が突き刺さり、さながら忍者の手裏剣攻撃を受けたかのような有様えした。
瓦が飛ばされるのって本当に怖いですね。隣家にも被害が及びますし、最悪の場合は人命にも及ぶわけですから・・・・。
瓦が飛ぶ(落ちる)のは、台風(大風)だけではなく、地震でも落ちます。我が家がこの地に越してくる数年前に、千葉県東方沖地震という結構大きな地震があったのですが、その時は我が家の近辺で日本瓦の家はみんな瓦が落ちたそうです。その時のことを地元の人に伺うと、一番困ったのが、瓦やさんが修理に来てくれるまで数年待ちになったことだと言っていました。それまで、工事用のブルーシートを掛けてしのぐのですが、修理にくるまで数回掛け直したそうです。日本瓦は見栄えはいいのですが、重くて建物に負担がかるという欠点があります。なによりも瓦を焼く窯元がなくなってきたので、日本瓦を扱っている瓦やさんが相当数減っているそうです。なので、なにかあったら暫く直らないと思った方がよさそうです。
3.11の東日本大震災発生から一年程経ったころに盛岡まで行きましたが、それでも東北道沿いの住宅は、軒並み屋根にブルーシートが掛けてあったのを覚えています。
来週には迷走している台風10号が、また関東地方にやって来そうです。10号はかなり大型で強力な台風に発達しているようで、関東直撃になったらさらに被害がでそうです。明日は台風に向けて準備をしておかないと。
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