2020年には訪日外国人が4000万人、2016年より倍増する予定です。
そうなると問題なのは航空需要の増加です。羽田・成田両空港の空港処理能力は約75万回だが、2020年代前半には達してしまう見込みだ。そのため、成田空港が主都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者のさらなる増加へ対応するのは、滑走路の新設・延長を伴う飛行場およびその施設の増強しかない。
滑走路の新設だが、羽田空港の5本目の滑走路は建設費9,000億円と予想される。しかし、成田空港の第三滑走路なら1,000億円~1,200億円で建設可能とされ、羽田+成田の合計の発着枠拡大という観点から成田空港に第三滑走路建設する方が効率的とされる。
成田空港には現在A滑走路4,000m、B滑走路2,500mの2本の滑走路がある。しかし、朝夕のラッシュ時には、発着枠が不足し、上空での着陸待ち、地上ので離陸待ちが発生している。
以上のことから、成田国際空港株式会社(NAA)は、環境影響評価法の規定に基づき、「成田空港の更なる機能強化 計画段階環境配慮書」をとりまとめ、2016年6月9日、国土交通大臣、千葉県知事、成田市長、芝山町長、多古町長、横芝光町長、山武市長、茨城県知事、河内町長及び稲敷市長宛て送付しました。
それを受け、山本公一環境相は8月18日、成田空港の第3滑走路新設に向けて成田空港会社(NAA)が公表した計画段階環境配慮書に関する意見書を石井啓一国土交通相に提出した。このことにより、いよいよ成田空港の第三滑走路建設計画が動き出すことになります。
昨夜も、成田空港を飛び立った飛行機が、海上から旋回して我が家の真上を何機も飛んで行きましたが、私は飛行機好きだからかもしれないが、全然気になる騒音レベルではありません。観光立国を目指すならば、空港の処理能力を今より増加させなければならない。滑走路増と運用時間の拡大は避けて通れない問題です。空港周辺の住人も、騒音等から毛嫌いするのではなく、空港があるから人がよべる。物流拠点として新たな産業の創設など、メリットの方が多いことをもっと気がついてもいいと思うのだが。騒音は、航空機の低騒音化や住宅に対する騒音対策でかなり軽減できるはずです。
成田だけでなく、もっと広範囲に千葉県全体が空港立県として発展できればいいですよね。
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