今日なにげに長生村と一宮町の境界付近の地図を見ていたら気がついたことがありました。
長生村と一宮川に挟まれた船頭給と新地は、夫々昭和29年と昭和30年に 八積村、高根村、一松村の3村が合併して誕生(昭和28年)したばかりの長生村から一宮町に編入された土地でした。
それにより一宮川の流域は、すべて一宮町で、海に注いでいる河口も当然一宮町だとばかり思っていました。しかし、地図をよくよく見ると波乗り道路の終点付近から新宮大橋のちょっと下流側と境界が走っています。そのため一宮川が海に注ぐ河口全てが長生村になるのです。だったら「一松川」でもよさそうなものですが?
この河口は、様々な魚が狙える釣りファンには人気のスポットだそうで、ファミリーから本格派まで楽しめます。 主な釣りものはハゼ、キス、イシモチ、クロダイ、キビレ、シーバス、ヒラメ。実に多くの魚が狙えるのですね。そういえば近所のつり好きのおじさんが「ハゼやイシモチがよく釣れる場所があるけど、内緒だから教えないよ」と言われたことがありますが、どうやらここのことらしいです。
船頭給と新地が長生村から一宮町に編入された理由はよくわかりませんが、編入がされていなければ、長生村と一宮町の境界は一宮川となり、非常にわかり易かったのに、というのが正直な感想ですが・・・。そう、今更私が言っても仕方ないですね?
現在、長生村では大字一松には乙、丙、丁、戊の字がありますが、なにか変ですよね? そう、一番最初の甲がないんです。地元の古老に話を伺うと、現在の一宮町の新地甲が、元は大字一松の最初の字の甲なのだそうです。それで納得ですね、一宮川から順に甲、乙、丙、丁、戊と字が並んでいたのですね。八街の字にい、ろ、は、に、ほ、へ、があるようなものですね。ちなみに我が家の所在地は、旧一松戊になるようです。そうです、一宮川から一番遠い、白子町との境になります。 でも地名のつけ方がずいぶんいい加減(失礼、シンプルというべきなのか)。 今だったらA、B、C、D、とでもつけるところですかね・・・あっ、それどっかで見たことがありますね。どこだったか思い出せませんが、確かにありますよ。先ほどの字がいろはにというのは八街が有名ですが、旧蓮沼村(現在の山武市)にもありますね。蓮沼はイ、ロ、ハ、というようにカタカナで表すようです。八街に蓮沼に一松(長生村)と、単純な命名ルールを採用しているの、千葉県多すぎ!他県のことは知りませんが、どうなんでしょう?
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