Googleで「長生村 高層」を検索すると、[長生村の超高層タワーの賃貸物件]と出てきます。えっ!長生村に超高層タワーなんかないと思いながらクリックすると、見事に予想通り「お探しの条件に該当する物件はありませんでした」となります、当たり前の結果といえば当たり前なのですが、無いのだからそんな表示しなければいいのに!なんか馬鹿にされたような気がします。ちなみに、超高層タワーとは地上20階以上のタワー型マンションを指すようです。あるわけないですね。
長生村の海岸には(海から1Km以内)には高層の建物はありません、隣の白子町には6階~9階建てのホテルが数軒ありますし、反対側のお隣一の宮町には13階建てのマンションがあります。なぜか長生村だけなにも無いのです。一番高い建物は「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」の建物が4階建て。あと「太陽の里」が2階建。なので高い建物はないと言っていいでしょう。高い建物が無い方が、景観的にはいいですね。なんて言っていたのも東日本大震災が起きるまででした。テレビに映し出された津波の威力にただ呆然としていました。あのとき長生村でも津波警報が発令されて、住民は小学校の体育館に避難したのです。
高い建物がないので、津波が来たら逃げるところがない。これは切実な問題です。
そんなわけで、長生村は三つの津波避難施設を建設していたのですが、ついに完成しました。
完成した施設は、集会所併用の「一松北部コミュニティセンター」(鉄筋コンクリート3階建て、と「城之内築山公園」の築山と、「竜宮台築山公園」の築山です。
海岸から一キロ地点で六メートルの津波が来る可能性があるということで、それに耐えられるよう造られました。
城之内築山公園、竜宮台築山公園は、いずれも盛り土をし、海抜十メートルの丘を建設。階段と、車いすで上れるスロープがあり、山頂部に防災倉庫も建てらえています。平常時は公園として利用可能です。
東日本大震災以降、同様の施設が九十九里浜一体で計画されていますが、長生村のこの施設(築山)は第1号のようです。2番目は旭市に作られました。長生村やるじゃん! っていう感じですね。
長生村では、この他海岸からは離れますが、一松小学校校舎屋上へ、津波避難階段が作られています。これにより、約1,000名程度が一松小学校の屋上へ避難することができます。私も津波避難訓練であがらせていただきましたが、校舎の中に入らないで、校庭から屋上まで登れるようになっています。
さきほどの、「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」の4階建ての校舎の屋上に、津波など災害時避難場所として学生、教職員と、近隣住民計約3千人が収容できるように作られているようですが、詳細はわかりません!
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