今日の関東地方は猛暑でした。強い日ざしに加え台風の影響で山越えの暖かい空気が流れ込むフェーン現象で午前中から気温が上昇しました。12時時点で羽田空港では38度に達するなど、各地で35度以上を記録しました。ちなみにその時点での茂原は37.3度で9番目に暑い地点でした。
午後になってさらに気温が上がって、午後2時には茂原で38.7度を記録しました。
やりました!体操男子団体で金メダル! 茂原の気温は全国2位! これはなにも目出度くないですね! しかしなんで茂原はこんなに暑いんでしょうか? 全国の暑い都市ランキングで、ちょくちょく上位に顔をだすようになったのは、ここ数年のことですよね。一体なにがあったのでしょう!
日本で暑い都市は内陸で盆地が多いのですが、茂原もどちらかというと内陸で盆地のような地形です。盆地は周りを山で囲まれて低く平たい地域。地表付近で温められた空気は上昇し、代わりに上空の冷たい空気が降りてくるのですが、盆地では山にさえぎられて冷たい空気が流れ込んでこないので暑いのです。さらに、盆地に都市があるとヒートアイランド現象で、さらに暑くなるのです。
ということは、暑い所というのは、盆地でさらに都市があること。この2つの条件で高温になるようです。盆地という特性は昔も今も変わらないとしたら、この暑さは都市化が原因ということになりますね! そういえば、ここ数年で茂原も急速に都市化が進んでいるように感じます。茂原の暑さの原因はそこなんですね! 今日も帰りに車の温度計では、茂原で32語でしたが、長生村では28度でした。僅かの距離ですが4度も低いことになります。
いくら暑いといっても。世界にはもっと暑いところがあるので、これくらいは我慢しないといけないのかも知れませんね! というか、もっと暑いところがあるということで少し気持ちが楽になるから不思議です。
私の姪がアメリカのアリゾナ州フェニックスに住んでいますが、夏は40度以上の日はざらで、炎天下に駐車している車に水をかけるとフロントガラスが割れることがあるといってました。日本で寒いところに寒冷地仕様の車があるように、アメリカではアリゾナ仕様の車があるそうです。もちろん暑さ対策をしてある車です。日本ではいくら暑くてもボンネットで目玉焼きはやけないがアリゾナでは焼けるというから驚きです。
なんて話を聞けば、少しは暑さも我慢できるのでは(えっ!余計に暑くなった!)ないでしょうか。 そういえば、水槽で泳ぐ金魚を見て涼しさを感じるのは日本人だけだそうです。風鈴の音でも涼しさを感じますしね! 日本人は、視覚・聴覚で体感温度をコントロールすることができる天才ですね。それらの感覚を総動員して、少しでも涼しく暮らしてみたいものです。
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