何気なく自分の住んでいる長生村は外房だと思っていました。通勤で乗る電車は外房線だしね! 改めて外房って何? ってことでちょっと調べてみました。外房、内房の定義は結構諸説があって定かでありません。
いろいろな辞書で調べてみると微妙に違うのがおもしろいです。
ある百科事典では、洲崎から御宿町付近、ときに太東崎までが外房。また別の百科事典では、洲崎から勝浦市まで。というように具体的に範囲が指定されています。内房との境はいっしょですが、終点がそれぞれ違いますね。
また、他の辞書では「洲崎から太平洋に面する一帯」とか、房総半島南東部の太平洋沿岸とか、かなり範囲が大雑把です。
ですが、案外とみんなが感じている外房ってこんな感じかも? しかし、これまで紹介した辞書で概ね共通しているのは、内房と外房は、館山(たてやま)市洲崎(すのさき)を境界とする。外房の範囲は古くは太東岬手前まで。そのままだと九十九里浜を外房の一部と呼ぶのは無理がありそう。
しかし、私の感覚では九十九里浜まで外房なんだけどな~~!
まあ、無理に外房や内房と分けなくなくてもいいですよね。み-んな房総半島には変わらないんですから! でも分けることが大事なのはJRさんですか?でもなんかしっくりこないのが内房線が館山からぐるっと外房の海岸線へ出て安房鴨川までってことです。なんか外房の一部が内房線に取られたような・・・。やですねー、根性小さいですねー! 自分でもこんなにスケールが小さい人間だなんて気がつきませんでした。でもそれだけ「I LOVE 外房」 なのかな? だめだめ「I LOVE BOSO」じゃなきゃ。
話はかわりますが、外房(そとぼう)・内房(うちぼう)って読み方はいわゆる湯桶読みってやつですね。旧国鉄時代はそれを嫌ってか、外房(がいぼう)・内房(ないぼう)って読んでた時代があるようです。そとぼう・うちぼうが当たりまえな私達にとって、なんだかとっても違和感のある読み方です。湯桶読みの反対が重箱読みですが、これの代表選手が同じ千葉県にある東金(とうがね)市ですね! なんだか千葉県は面白い読み方をする地名の宝庫ですね。さすがチーバくん!