長生村のうまいもの(特産品)その1

長生村の特産品、むらの味の一番はなんといっても「青のり」でしょう。長生村の「青のり」は、日本でも数少ない汽水域で生産された青のり、一枚ずつの手すきと天日乾燥により独特の青色と高い香りが生まれます。千葉県の伝統的食文化で、お雑煮には欠かせません。私もこちらに来て生産者の方からいただきましたが、お雑煮に青のり? 始めはピンとしませんでしたが言われるままにお雑煮に入れてみたら、とっても美味しいし、磯の香りがとっても良いです。このあたりでお雑煮に青のりは切っても切れない関係だそうです。青のりのない雑煮じゃ正月が来ないとまで言われています。そんな貴重な長生村の青のりですが、水温によってのりの収穫が変動するそうです。近年は温暖化の影響か、年々採れなくなってきているようです。ついに昨年(平成27年)は出荷ができない状況でした。正月明けには若干採れたようですが、正月に無ければ、その後あってもしょうがないのです、つまり商品価値がないのです。

最近ではお雑煮だけでなく、地元にできた煎餅屋が青のりがついた「青のりせんべい」を発売しています。大変好評で、千葉県の味として、東京湾アクアラインの「海ほたる」でも販売しているそうです。そうそう、ちょっと火にあぶった青のりを手でもんでご飯に振りかけ、ちょっと醤油をたらせばもう最高! この青のりご飯、納豆と組み合わせてもいいですね。

 

千葉県の特産品で最も有名なのが落花生じゃないでしょうか。落花生と言えば八街が有名ですが、こちら長生村でも落花生の栽培がさかんです。砂地を好むので、海岸地帯一体で栽培されています。お値段は大分違いますが、やっぱり中国産より千葉県産が美味しいですね!  普通のピーナッツもいいですが、このあたりでよく食べられるのが「塩ゆで落花生」です。収穫されたばかりで乾燥させる前のやわらかい落花生を塩ゆでにしたもの。これが意外に美味しいのです。普通に炒った落花生と歯ごたえが違います。食事のときに食べられるのも大きな違いです。その他ピーナッツ味噌(味噌ピー)も千葉県を代表する食品として有名ですね。

 

砂地を好む作物として落花生同様に玉ねぎもおいしい農産物のひとつです。玉ねぎはとなりの白子町が有名ですが、「白子たまねぎ」として長生村でも栽培されています。この「白子たまねぎ」はゴールデンウィークから1ヵ月の間しか食べることができません。温暖な気候とミネラル豊富な砂地の土壌で栽培される新玉ねぎは、毎年多くの人が楽しみにしています。「玉ねぎまつり」も開催され、収穫体験もできます。この時期は道路を走っていると、いたるところで収穫&即売が行われています。

「白子たまねぎ」は辛みが少なく甘みが強いのが特徴です。生で食べるのがいちばんで、トリスルフィドという成分が血液をサラサラにしてくれます。

 

今日は、青のりと落花生と玉ねぎの紹介で終わってしまいました。続きはまた明日。

 

 

 

 

投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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