長生村は正式には「チョウセイムラ」と読みますが、地元で採れる農産物などの産地として「ながいき村」の読み方を使用しています。一種のブランド名ですね。
「ながいきトマト」、「ながいきメロン」、「ながいき葉玉ねぎ」等々、村内だけでなく長生郡内で採れる農産物も「ながいき」を名乗っている場合があります。なかでもトマトは特に有名です、実際食べてもおいしいと評判です。
今どき「村(むら)」なんて田舎みたいでかっこわるい! と思うのが普通だと思うのですが、平成の大合併の嵐が吹き荒れたころ、長生村にも合併の風が吹いてきました。そのころうちの娘たちは、中学、小学生でした。村では、合併にあたって小中学生にアンケートを採りました。結果が公開されたときにはびっくりしました。当時の小中学生の考えでは、今どき「村」なんてかっこいい、他にないので村がいい・・・・ というような意見が多く、集計結果も「合併しないで村のままでよい」が過半数以上ということでした。それ以外にも大人たちへの住民アンケートも実施され、そこでも合併反対の意見が多く、最終的に合併しないことになったのです。
さて、きょうのお題の長生村民はほんとうに「ながいき」なのかということです。日本地域番付によると千葉県の男性平均寿命番付では長生村は21位となっています、千葉県内59市町村での順位なのでまあまあといったところでしょうか? 最上位(1位)は、我孫子市の80.8才、最下位(59位)は、銚子市の77.8才、我が長生村は80.1才。こう見ると結構がんばっているのではないでしょうか。 しかも男性の場合は都会の方が長寿の傾向にあるので、健闘ぶりが光りますね。ちなみに女性は59地域中44位の85.8才となっています。男女いっしょのランキングでは25位となっています。半分よりは上位だけど、結局「ながいきブランド」を名乗るほどのながいきではなかったようです。 ちなみに、そのランキングで長生村が上位のものは「完全失業率」が3位、「交通事故発生率」が14位となっています。おいおい、長生村民はプー太郎が多いってことなんですか?
平均年齢は47.3才で、100歳以上の方は4人いらっしゃるようです。ながいき村なのでもっと平均年齢が高いのかと思っていましたが以外に若いのには驚きました。はっきり言って私は平均年齢以上です(笑)。
いろいろなデータを眺めていたら、面白いことを発見しました。データは2010年のものですが、人口総数14,752人に対し、昼間人口が11,895人ということなので、80%以上の村民が昼間も村内に居るってことになります!(何してるんでしょう) 就業者数が6,644人なので、働いている人の半数は村内で就労していることになります。そんなに村内で働くところがあるなんて素晴らしいことですね。