私が体験した歴史的イベントといえば真っ先に挙げられるのが東京オリンピックでしょう。小学生の時でした。開会式に行われたブルーインパルスの五輪の輪は直接肉眼で見ましたし、聖火リレーも見ることができました。小学校が国道20号線の近くにあったので、全校生徒でマラソンの応援に行きました、哲人アベベ選手の走りに感動したのを覚えています。
当時マラソン中継で新技術が使われました、テレビ中継車から上空のヘリを経由してNHKまで電波を飛ばすことで、マラソンの同時中継を実現したのです。そのために中継器を載せたヘリコプターが、近くのNHKのグラウンドまで試験飛行&着陸を繰り返していました。
NHKのグラウンドは、NHK職員の福利厚生施設ですが、大河ドラマの「忠臣蔵」の討ち入りのシーンはこのグラウンドで撮影されました。撮影は深夜だったのですが見に行ったのを覚えています。吉良邸のセットの見事さにはびっくりしたものです。
その他、国立西洋美術館に、ルーヴル美術館からミロのビーナスが来たときには、大騒ぎでした。朝から並んで、中に入れたのは閉館間際、8時間並んでやっと見れたときは、感激するより疲れきっていました。疲れた記憶しかないのが悲しいです。同じようにモナリザも日本で見ました。これは、美術の教科書に載っているより色鮮やかだったことに驚きました。海外から有名な美術品が来ると、必ず母が連れて行ってくれました。今になってみれば感謝です。
建設中の歴史的建造物を見たのは、先日も紹介させていただいた関空が挙げられます。完成まで見れなかったのが残念なところですが、建設が始まったころだったですね。海岸からだんだん杭が沖に伸びていく様子を思いだします。
もうひとつは、東京スカイツリーです。錦糸町の駅を降りて職場へ向かう道は、まるでスカイツリーを目指して行く感じでした。なので、建設中は毎日チェックしていましたねー。 第1展望台から上は、スカイツリー本体に3本のタワークレーンを立てて作業していました。 あのクレーン、最後はどうなると思います? タワーが出来上がると、1本のクレーンで残りの2本のクレーンを解体して地上に降ろします。次に少し小ぶりのクレーンを設置して、残った大きなクレーンを解体します。さっきの小ぶりなクレーンよりさらに小ぶりなクレーンを設置して、少し大きいクレーンを解体します、以上の手順で何度解体・設置を繰り返し。最後のクレーンは、解体すれば人間の手で運べる程小さいものになります。人が手に持って、展望用に設置したエレベーターで運び出しますl それらの工程を毎日観察出来たのです。これは結構感激しました。 もう1つびっくりすることがあります。第2展望台より上は、アンテナ部分ですが、この部分は建設中はタワーのなかで組み立てられ、出来あがってから少しづつ引き上げれられて、634メートルになるまで中から繰り出されていったのです。 このように毎日見ていると、建築方法も見えてくるのが面白いですね。 あの頃は、自称「現場監督」が沢山いました。何を隠そう私もそのうちの一人だったんですよ(笑)。
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