ハーブティーを飲んでリラックス

長生村に暮らすようになって、よく行くところがあります。それは大多喜ハーブガーデンです。最初に行った時から大変お気に入りの場所になりました。海に近い長生村とは違って、山の中(というか小高い丘といった方がいいのかも)の雰囲気がとってもいいのです。そしてハーブの香り。園内にはたくさんのハーブが植えられています。

園内にはレストランもあって、食事やハーブティーを楽しむことができます。私の一番のお気に入りは自家製スイートバジルたっぷりのバジルスパゲッティです。バジルソースの量が半端ないです。

園内の売店では、各種ハーブの苗・苗木も売っていますし、バジルソースなどの加工された食品やハーブオイルなど、ハーブに関連したものがたくさん販売されています。

いちばん最初に買ったのがスペアミントの苗でした。始めは鉢に植えていたのですが、すぐに直に生えてきて今やほとんど雑草状態です。家の庭を飛び出して、我が家の近辺の空き地にまで広がっています。ミント類は本当に繁殖力が強いですね。

次に植えてみたのが「ペニーロイヤル」これもミントの一種らしいが、普段はなんの香りもしない。グランドカヴァーによいとのことで、庭一面覆ってくれるほど繁殖してくれたら嬉しいのだが、現実はそうならない。ペニーロイヤルだけが生えてくれればいいのだが、他の雑草も一緒に生えてくるので、草取りが大変です。選別しながらの草取りになるので、効率が悪いですね。

そのほか、フェンネルやジャーマンカモミール、スイートバジルなどを植えて楽しんでいます。バジルを利用したバジルソース作りにも挑戦してみましたが、バジルの葉と粉チーズ、松の実などの材料を考えると、バジルスパゲッティが食べられる程の量を作るのは手間もかかるし材料費も意外とかかります。コストコで売っているバジルソースの瓶入りを買った方がよっぽど安上がりです。ですが、お金と手間をかけた自家製のバジルソースはやっぱり最高ですよ!

カモミールは、ドライフラワーにしたり、ハーブティーとして楽しむのに向いています。カモミールは一年草なので一年で枯れてしまいますが、種が落ちて翌年芽が出てきます。ですが我が家では一回植えてから一向にカモミールが生えてきません。というか、それに気がついたのが植えてから数年後だったのです。数年後のあるとき、ふとみるとカモミールらしき植物がぽつんと一本生えていました。ありゃ? これカモミールだったんだ! そう、小さいときは雑草と見分けがつかず、雑草かと勘違いしてせっせと抜いていたのでした。どうりで植えた翌年に一本も生えてこないわけです!

最近気がついたのですが、九十九里ハーブ園なるものが、大多喜に行くより近い所にあることを発見しました。こんど訪ねてみようかと思っています。こちらにもハーブを利用した料理を出すレストランがあるようです。


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蝉の一生

今年は梅雨明けが例年より少し遅くて7月28日ごろでした、梅雨明け宣言があった日の帰り道、いつも通る公園で蝉が鳴いているのに気がつきました。蝉も梅雨明けがわかるのかな~? などと思って聞いていました。

よく土を掘っていると蝉の幼虫が出てきますが、だからといって蝉は土の中に卵を産むわけではないんです。枯れ木に産卵管をさし込んで産卵するのです。関西地方で一般的なクマゼミは、光ファイバーケーブルに産卵管を刺すので、通信ができなくなる被害が多く。蝉が産卵しないケーブルを開発していると聞いたことがあります。
梅雨の時期に孵化を始め、未成熟な幼虫のまま土を目指して木を降ります。このときの大きさは肉眼では見えないくらい小さいサイズです。そして地面に到達したら土の中に潜ります。

土のなかでは、木の根から樹液を吸って成長します。土の中での期間は蝉の種類によって違いますが一般的なアブラ蝉の場合はだいたい6年です。最長17年も土の中に潜んでいる蝉もいます。地中に潜んでいる間にも数回(アブラゼミは4回)の脱皮をします。

土の中の幼虫時代が終わって、地上に出てきた幼虫は日没後に羽化するのです。明るいうちに羽化をするとアリに食べられてしまうからなんだとか。
夜羽化を終えた蝉は、すぐには飛べないので朝がくるまで待って、晴れて空を飛べるのです。
私は東京で生まれ育ったので、蝉といえばアブラゼミのことを指します。ツクツクボウシやヒグラシは数が少ない蝉でした。転勤で一時期大阪の泉佐野に住んだことがあるのですが、そこでは、それまでの蝉に対する考えが一変することになりました。当時の泉佐野では、アブラゼミは数が少ない貴重な蝉なので、アブラゼミを発見すると子供たちは「アブラや!アブラや!」と言って少し興奮状態になるのです。ではなにが一般的な蝉かというと、「クマゼミ」なのです。体長もアブラよりも大きく鳴き声も「ワッシワッシ」と大変大きく、大阪で最初に迎えた夏では、朝クマゼミの鳴き声で起こされたものです。
よく、蝉の成虫の寿命は1週間とかいいますが、実際は1ヶ月くらいはあるようです。でも6年も土のなかでじっと我慢していて、成虫で一ヶ月の命だなんて悲しいですね。でも1週間じゃないと知って少し安心しました。

ひとつ不思議に感じるのは、自然豊かな長生村よりも、勤務先の東京都墨田区のあたりの方が蝉の声をよく耳にします、つまり蝉が多く生きているようです。自然の豊かなところよりも、自然の少ない都会の方が、蝉には住み易いのでしょうか?
どうやら答えは、自然が豊かでないのが幸いしているようです。蝉の天敵であるカマキリや蜘蛛、大スズメバチなどの肉食昆虫がすくない、モグラも少ない、都会のカラスは蝉よりゴミの方が御馳走なので蝉を食べない。等々自然が豊かでないほうが蝉にとっては都合がいいようです。 都会の蝉にとっての一番の敵はアスファルトの照り返しなどによる高温なんじゃないでしょうか?
最近一生を終えた蝉をよく見るのは、高温の日が続いているから?かもしれませんね!


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千葉県はフルーツ王国

昨日車で走っていたら、近所で梨狩りをやっていた、えっ!もうそんな季節か!とびっくり。ついこないだまでイチゴ狩りやってたと思ったのに! そういえば房総半島って果物狩りの宝庫ですね!

周りを海に囲まれた房総半島は黒潮の恩恵で温暖な気候に恵まれて、1月から5月にかけてイチゴ狩りが楽しめる農園やレジャースポットがたくさんあります。我が家の近所では上総一宮の近藤いちご園が有名です。総面積2,400坪の広大なビニールハウスでは、20種類ものイチゴが栽培されています。多くの品種を食べ比べが可能なところが近藤いちご園の特徴です。これだけの種類を楽しめる所はなかなかありません。めったにお目にかかるかかることのない品種を、思う存分味わってみましょう。
イチゴ狩りで食べるイチゴとスーパーで売っているイチゴの違いは、なんといっても太陽の香りがするイチゴが食べられることではないでしょうか!この感覚、食べたことのある人しかわからないでしょうね?

梨といえば鳥取県の名産品のような気がしますが、千葉県は土壌条件、気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、なんと栽培面積、収穫量、産出額ともに、日本一なんだそうです。また、関東で最も早い時期に出荷されます。「幸水」はすでに出荷が始まっているようです。最近目にしなくなった「二十世紀」梨は、鳥取県が日本一の産地だったことがありますが、発祥の地は千葉県松戸市だったというから驚きです。
また、千葉県の梨の特徴は、直売・宅配や観光もぎ取り園などの市場外流通が多く、全流通量の70%以上なんだそうです。だから、あまりスーパーで売られているのを見ないんですね。千葉が梨の生産量日本一だというのが実感できないわけですね。
我が家から近い梨狩り農園と言えばやはり上総一宮にある旭原農園が有名です。8月上旬~9月中旬まで、もぎたての瑞々しい梨の味と香を体験することができます。
千葉県といえば、びわの産地としても知られています。日本では1位の長崎県に次いで2位の収穫量を誇ります。びわは寒さに弱いので温暖な地域でしか栽培できない果物です。千葉県でも特に温暖な南房総市で多く栽培され、観光農園も多くあります。時期はゴールデンウィークの頃から6月上旬位までです。30分食べ放題で3千円前後と結構高めです。

ちょっと変わったところでは、いすみ市にある宮原オートキャンプ場では、春にはタケノコ掘り、山菜採り、ブルーベリー摘み取り、くるみ割りなどが体験できます。また、いすみ市にある青木農園、片岡農園、五平山農園の3つの農園では7月~8月にかけてブルーベリーの摘み取りができます。ブルーベリー狩りと言わないところがおもしろいですね。

千葉県では、その他ぶどう狩り、みかん狩りもできますが、やっぱりぶどう狩りは山梨へ、みかん狩りは神奈川・静岡へ行った方が良いでしょう。

長生村は今、緑のパワー全開です!

今の季節、長生村は緑のパワーが全開です。どういうこと?
村内の道路を走ると周りは田んぼが広がっています、いまは稲がぐんぐん大きく伸びている真っ最中! 田んぼがまるで緑のじゅうたんを広げたようです。バックの林の緑も若々しい緑です。
車を運転しているのですが、まるで緑のじゅうたんの上を飛んでいる気分になるんです。これぞ田舎暮らし最高!と思える瞬間です。緑色は目に良いといいますが、本当に目が癒されている? そんな感覚に陥ります。

この稲作ですが、私がこちらに引越してきた二十数年前は、四月末から五月初めにかけてのゴールデンウィークに田植えをやってました。サラリーマン農家の方が、休みを利用してやってるんだろうなー? くらいに考えていました。 気がつけば最近の田植えは四月初旬に行われています。品種改良もあるのでしょうが、田植えが早いと収穫も台風シーズン前に出来るるので、被害にあう機会も減り、ゴールデンウィークは遊べる、いいことずくめですね。

近所の農家の方に話を聞くと、最近の田植えは自分でやらないで農協へお任せという場合が多いんだそうです。苗も自分で作らないで、苗込でお願いしているようです。ハハー!順番があるから、最初の田植えが早いんだ!! どうもそれが本当の話しらしいです。

長生村近辺で採れうお米は、「ながいき米」というブランドで売られているそうですが、味の方はやっぱりね・・・・・。村内で最近力をいれているのが「アイガモ農法」による米作りです。農薬や除草剤を使わずに、田んぼにアイガモを離しておいて、害虫や草の芽を食べてもらう農法です。これなら安心、安全でおいしいお米ができるのです。

アイガモオーナー制度というのもあります。お金を払ってアイガモのオーナーになりますと、米の収穫が終わった頃に、まるまる太ったアイガモちゃんがいただけるというものです。もちろん基本は自分で絞めて肉にするのですが、希望すれば(有料で)お肉の状態でいただけるようです。確かにアイガモの肉はおいしいです! でもなんか可愛そうな気もしなくはないですね!

そういえば、数年前に田んぼ脇の水路に大量の「ジャンボタニシ」が発生して産卵していましたが、最近見なくなりましたね。有害外来種ということで駆除されたのでしょうか?
村内の水路は、コンクリートで固めたものでなく、土のままのところもまだ多いので、ザリガニもたくさんいます。都会からザリガニ採りをしにきませんか?楽しいですよ!

緑のパワーが全開の時期ももう少し! 是非このパワー感じに来てみてください!