トヨタは2014年2月、「2017年末までにオーストラリアでの車両・エンジンの生産を中止する」ことを発表していましたが、31日、オーストラリアの自動車製造部門を今年10月に閉鎖すると発表しました。8月から段階的に自動車の生産を停止するようです。
トヨタは声明で、アルトナ工場を10月3日に閉鎖するとし、8月にオーリオン、9月にカムリ・ハイブリッド、10月にカムリ・ペトロールの生産を停止すると発表した。
オーストラリアでは、GMやフォードも2016年に生産撤退しています。トヨタが最後の自動車製造部門だったわけですが、これでオーストラリアから完全にオーストラリア製の自動車がなくなってしまうことになります。あれだけ広い国なのに、走っている車がすべて輸入車になるなんて、日本では考えられないです。
ひとつの国から1つの産業がなくなってしまうのは大変なことです。オーストラリア国内には部品や機械設備の企業が約150社あり、約4万5,000人が車両と部品の製造に従事しているということです。そのほとんどがリストラされることになるわけです。
トヨタでも、オーストラリアで働く全従業員の3分の2を削減する計画で、従業員数は販売部門と流通部門で1300人となる。ここでもオーストラリア人の雇用が奪われることになります。オーストラリアにもトランプみたいな人が必要なのかもしれません(笑)。
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