九十九里浜、30年後には最大で40メートル超後退だって!

朝日新聞デジタルによりますと、23日に千葉市内で、九十九里浜の浸食に関する対策検討会議の初会合が行われたそうです。対策を取らなければ砂浜が毎年約1ヘクタールずつ減少し、30年後には最大で40メートル超後退する場所があるとの試算を明らかにした。県は防災の観点から目標とする砂浜幅を40メートルとし、砂をまく「養浜」量の増大や、砂の流出を防ぐ人工岬「ヘッドランド」の建設など、対策を検討する。

あれー! この問題は千葉県知事が堂本暁子のときに取り上げられて、もちろん知事は九十九里浜を視察されましたし、国と相談して対策を行っていこうということになっていたはずなんですが? 2007年2月17日には館山市の南総文化ホールで「ビーチ環境サミット」が開催されました。これは、千葉県の海岸環境を守り、サーフィンを始めとするマリンスポーツや水産業、観光業の振興を図り、地域の活性化を目指そうと企画されたものです。行政・議会関係者だけに止まらず、地元の漁業関係者、自然保護団体、サーファーや一般住民まで参加ました、もちろん堂本知事も。

あれから10年が経った今、浸食のメカニズムや対策が話し合われてもねー。10年間いったい何をやっていたんでしょう? 10年前、一宮町の海岸でサーフィンをやっていたサーファーが、後退していく海岸を見て「これはやばい」ということで、声をあげたのが発端だったはずです。

確かに難しい問題ではあります。砂の供給元の屏風ケ浦や太東崎の浸食に対し、砂がなくなってしまう九十九里浜では、利害が真逆になるからです。だから10年かかったのか、それにしてももっとスピード間を持ってやってもらいたいですね。

 



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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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