妻の実家の家を売ることになり、家の中の荷物をかたずけていると、古い写真が大量に出てきました。我が家に持って帰ってきて家族で見ていたら、もう抱腹絶唱、死ぬかと思うくらい笑いました。自分の、妻の、両親の、親戚の、ありとあらゆる人達のファッションが、体形が・・・当然ですが今とちがうんです!!写真に登場する人が全員今より若いんです!! あたりまえのことですが、あまりの変化の大きさがおかしいのでしょうね!
さて、搭乗人物のおかしさは置いておいて、写真には記録としての一面もありますね。以前、仕事で訪問した写真屋さんのご主人に言われたことを思いだしました。「写真がデジタルになって一日に何万(いや何百万?)カットの写真が失われているんです」と言うのです。その理由は、撮影してすぐ再生できるので、自分が狙った写真でない写真が撮れたときや失敗の写真が撮れたとき、人はその写真をその場で削除してしまうのです。たとえばある人物の写真を撮ったとき、たまたまその人が動いてしまってピンとがぼけてしまったときでも、背景にはその時の家だったり街だったりが映っているものです。何年か経ってそれらの背景が変化してしまうと、それは貴重な資料になるのです。フィルムカメラの場合、だいたい同時プリントをするので、そういった、狙ったものとは違った写真でもとりあえず保存されます。お金を払ってプリントしたものなので、捨てにくいというのもあるのでしょう。でもそうやって残っている写真のなかには、あれ、ここにこんな建物があったんだ!とか、あの建物が建つ前はこういう土地だったんだ! 後から見ると貴重な資料になるんです。デジカメだとそういう写真が消されてしまって残り難くなっているということなのですね。
今日もそのような写真がいくつかありました。やっぱり写真はプリントして紙で残した方がいいですねー! つくづくそう感じました。
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