飛行機に立ち乗り客!?

国土交通省の発表によると、全日空機が定員より多い客を誤って搭乗させ、1人が立ったまま離陸しようとするトラブルがあった。
トラブルがあったのは9月30日、福岡発羽田行きの便で起きた。父と一緒に搭乗予定だった息子が、間違って父親のチケットのバーコードを予約・発券サイトからダウンロードし、スマートフォンに表示させて保安検査場や搭乗口を通過した。父と同じバーコードが使われたため、「再通過」などのエラーメッセージが出たが、保安検査員らは読み取り機に複数回かざしたことが原因と考え、通過させたという。
予約システム上では息子は「未搭乗」のまま。全日空はその席にキャンセル待ちの客1人を搭乗させた。当時は満席で、結果的に定員より1人多く搭乗してしまったという。
駐機場を離れた後、立っている客がいることに乗務員が気づき発覚。飛行機はすぐに駐機場に戻ったという。立っていたのは親子のお父さんだったそうな。
コンピュータ化された予約システムがあっても、エラーメッセージが出たときにきちっと対応しないとなんにもならないですね。
このニュースを見て、自分も似たような経験をしたことがあるのを思い出しました。5年程前、妻と二人で上海へ観光にいったのですが、帰りの便を利用しようとした時のことです。場所は上海浦東国際空港、利用航空会社は今回の事件と同じ全日空でした。当日使用した出発ゲートは、増設されたばかりらしく予約システムが完備されていなくて、出発ゲートでの作業は従来の方式、グラウンドスタッフがチケットの半券をちぎり取り、返された半券を持って機内に乗り込むというもの。そのときなぜか妻の持っているチケットはちぎられてなくて元のまま。係員に渡してもそのまま返されたとのこと。
機内に入って着席して出発を待っていたのですが、予定時刻になってもなかなか出発する気配がありません。なにやら客室乗務員が集まって話をしています。そのうちグラウンドスタッフ達も機内に乗り込んできて、小さなお子さん連れのお客さんに確認をしています。一通り聞き終わっても異常が発見されないらしく、スタッフ全員の顔つきが怪しくなってきました。機内を行ったり来たりしています。なにか異常事態が発生したのかと思ったとき、ふと妻のチケットのことを思いだしました。まてよ、半券がちぎってないってことは、妻はゲートを通過したことになっていない、一人足りないはずなのに席は全部埋まっている。それで騒いでいるのかと思い、妻のチケットを傍に来た乗務員に「ひょっとしてこれ探してんの?」とみせたところ、「ふぁ~」という安堵のため息! どうやらピンポンだったようです。だから席に座っている小さな子どもさんのチケットを確認していたのですね。
結局この騒動で出発が30分遅れになりました。でも、私がチケットを出さなかったら(そのことに気がつかなかったら)最終的に乗客全員のチケットを確認しなければならなかったのでしょうね。さらに出発時刻が遅れるところでした、
今回の事件とはちょっと違いますが、最新の予約システムでなく、旧来の方法でも最終的にはちゃんとチェックできていたってところがすごいですね。でもどちらも全日空というところが・・・・・。
全日空さん、しっかりしてくれ! と言いたいですね。


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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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