自転車に乗っている人は車両に乗っているという自覚を!

仕事で都内を車で走っていると、ロードバイクのような本格的な自転車に乗っている人が、スイスイと渋滞している車を追い越していく。どうみても同じ距離を走るなら、車より自転車の方が速いみたいだ。それに、車のように行った先で駐車場をさがさなくても済むので大変便利です。

しかし、交通マナーの悪さも目立ちます。テレビなどで、逆送はやめましょう!といっているにも関わらず、平気で道路の右側を走る人、信号が赤になっても止まらない人・・・いちいち挙げたらきりがないほどでてきます。これは、自転車の交通ルールがどうなっているのか知らない人が多いのが問題なのではないでしょうか。

基本中の基本、自転車は「軽車両」です。交通ルールは車に準じます。自転車に乗るほとんどの人は、自転車は歩行者の一部だと思っている人が多いのではないでしょうか! 「自転車」は「車」です。そもそも歩道を走ってはいけません。舗道を走っていいのは自転車専用レーンがある場合や、自転車通行可の道路標識や表示がある場合だけです。それ以外は車道を走るのが正しいルールです。以前、勤務していたビルの隣りが警察所で、毎月警察署の交通課長さんに交通安全のレクチャーを受けていたことがありました。そのなかで記憶に残っている話しに「自転車は車道が基本」というのがありました。通行できる舗道を走っていても、前に歩行者がいる場合、安全に追い越しが出来ない場合は、自転車を降りて押して歩くのが基本だそうです。間違っても「りんりん」とベルを鳴らしてはいけません。どいて欲しくてベルを鳴らした場合、最高で罰金2万円を取られる場合があるそうです。交通課長さんが言うには、この件は、一般の警察官でも知らない人が多いそうです。

「お酒を飲んだら車を運転しない」はあたりまえですが、自転車の場合はどうも考えが甘くなりがちです。飲酒運転は法律上「酒酔い」と「酒気帯び」の2種類がありますが、自転車の場合「酒気帯び」運転に対する罰則はないのです。ほらね、だからいいんだよ。とはなりません。

「酒酔い」運転には、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金、という重い刑罰が定められています。自転車の場合、免許がないので、交通反則ではなくしっかりと前科者になるので注意が必要です。何を隠そう、私も大昔、酔っ払って自転車に乗ったことがありますが、とても真っすぐ走れなくて、ある意味車より危険だと思いました(笑)。

酔っ払っていても自転車を押して歩くのは「酒酔い」運転として罪に問われることはないので、「飲んだら押し歩き」を徹底しましょう。

以上、自転車のルールについて書きましたが、車に乗っていると、本当に自転車の恐ろしさがよくわかります。是非自転車に乗る人も、車を運転している意識で乗ってほしいですね。


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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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