飛行機に乗る際のモバイルバッテリーに注意!

日常生活に欠かせないスマートフォンやモバイルバッテリーだが、旅行や出張などで飛行機に乗る場合は注意した方がよさそうだ。

国際民間航空機関(ICAO)は、2016年4月から、リチウムイオン電池(リチウムポリマー電池含む)を預け入れ荷物として旅客機で輸送することを禁止しています、ただしワット時定格量が160Wh以下のリチウムイオン電池内蔵のスマートフォンやパソコン等の電子機器本体対象外になるとのこと(現在サムスン電子社製ギャラクシーノート7だけは、機内で電源を切ること、機内では充電しないという条件で持ち込みだけが許されています)。日本の国土交通省も同様の制限をしています。下表参照(国土交通省のホームページよりhttp://www.mlit.go.jp/common/000993849.pdf)。

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上の表にもあるように、予備電池としてのモバイルバッテリーはワット時定格量が100Wh以下なら数に制限なく、ワット時定格量が100Wh以上160Wh以下なら2個までなら機内持ち込みが可能ですがお預けは×です。

そこで問題なのがワット時定格量てなんだ?ってことです。

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(ワット時定格量(Wh)の記載がない、放電電圧の記載もない)

 

製品によっては(むしろほとんど)リチウムイオン電池の名称のところに直接ワット時定格量が記されていないものがあり、その場合は換算を行わなければなりません。その換算公式は、

ワット時定格量(Wh) = 電池容量(Ah) × 放電電压(V)

となります。たとえば私の使っているcheeroの10000mAhのモバイルバッテリーの場合10000mAhは10Ahで放電電圧は3.7Vですから(リチウムイオン電池の場合は放電電圧は3.7V)

ワット時定格量(Wh) = 10Ah × 3.7V =  37Wh

となります。これなら個数制限なしに持ち込みが可能です。そう考えると、現在販売しているモバイルバッテリーの最大クラスで容量20000mAhですから20Ah×3.7V =74Wh となります。これでも余裕の100Wh以下です。逆に考えると個数2個までの制限があるワット時定格量160Whって数値は、放電電圧が3.7Vだとすると43.2Ahで43200mAhの電池容量ってことになります。そんな製品現実にありませんので、機内に持ち込むのであれば、そのへんはあまり気にしなくてよさそうです。


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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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