今日はとっても月がきれいです、満月のようにまんまるなのです。昨日テレビでもやっていましたが、昨日が中秋の名月だったらしいです。しかし、昨日はあいにくの曇り空で月をみることができませんでした。中秋の名月が必ずしも満月ではないということなので、てっきり今日が満月なのかと思うくらいまんまるに見えるのですが、満月は明日のようです。
そもそも中秋ってなんでしょう。旧暦ではひとつの季節は三カ月で、春は1,2,3月。夏は4,5,6月。秋は7,8,9月。冬は10,11,12月となります。それぞれの季節の3カ月の最初の月を「初」、まん中の月を「中」最後の月を「晩」と呼んで、1つの季節を3等分しているのです。もうわかりますよね、中秋とは秋(7,8,9月)の中ということで、旧暦の8月のことになります。旧暦は太陰暦なので、月の運行と符合するので、15日の夜の月は満月か満月に近いものになるのです。なので旧暦8月15日の夜は満月(ほぼ満月)となり、その日を中秋の名月と呼んでいるのですね。
今年2016年は、旧暦8月15日は9月15日になります。たまたま今年はちょうど1月遅れの15日ですが、そういう年ばかりではありません。昨年は9月27日だったですし、来年は10月4日になります。
なんでこんなにずれるのか? それは、旧暦の1日は「新月になった瞬間を含む日」と定義しているので、最大で約1日分のずれが生じてしまいます。たとえば0時0分に新月になった場合と23時59分に新月になった場合23時間59分の差があるため、1月が29になったり30日になったりするのです。
それらのずれのために十五夜が必ず満月とはならないわけです。だいたい実際の満月は十五夜より遅くなる傾向があります。
今年は実際の満月は9月17日となり、ずれは最大の2日です(ずれは0~2日の間)。
まあ、以上うんちくをならべましたが、早い話今日の月も明日の月も、肉眼ではほとんど区別がつかないでしょう! 十五夜の月から本当の満月まで、ずれが大きいほど満月が長く楽しめる気がしますが、いかがでしょう? これはあくまで気持ちの上でのはなしですが・・・・。
月の楽しみ方といえば、ここ長生村は最高の月見ができるんですよ! どゆことでしょう?
月はたいようと一緒で、東の空から昇っていきます。なので、朝日と同様に水平線から昇り始めた月(その時がもう充分に暗い時) のあかりが、海面に反射して実に美しい光景が見られるのです。私が仕事から帰ってくるとき、ちょうど海に向かって東向きに走ってきますので、真正面に月が昇って来るのが見えますから、その時の暗さ等を考え、「今日はいい感じ」と思った日は、家を通り越して海岸まで走ってしまいます。海岸近くに住んでる特権ですね! 是非みなさんにもみせてあげたいですね!
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