今はほとんどの人が携帯電話を持っている時代。連絡を取りたければいつでもどこでも大丈夫。考えてみれば恐ろしい時代だ。
みんなが携帯をもつようになって廃れていった文化もたくさんある。まず第一にあげられるのが公衆電話、特に電話ボックスはほとんど見なくなってしまった。みんなが携帯を使うので、利用者が激減してしまったのが原因だが、市街地で500メートルに1台は設置しなければならないという法律があるので、完全になくなることはなさそうだが、使っている人を見るとほとんどが高齢者ですね。次に減ってしまったのはパソコン、ここ数年毎年パソコンの出荷数が減っているようです。最近の新入社員はパソコンで文字入力をするよりスマートフォンでの入力が得意らしい。それくらい若い人のパソコン離れが進んでいるようで、インターネットをアクセスする端末数でもパソコンは半数以下になってしまったらしい。将来は、限られた用途のところだけにパソコンが使われ、ほとんどはタブレットのような物になるのではないでしょうか。
スマートフォンやタブレットが普及したことにより、百科事典や辞書も売れなくなってきています。これはパソコンの普及で減って来ていたのが、スマホでさらに加速した間があります。なにかわからないことがあれば「OKグーグル」とスマホに話しかければいいんですから。紙の辞書を引くなってことはしなくなりましたね。
パソコン、スマホの普及で手紙やはがきも書かなくなりましたね。電子メールという便利なものに押されて、年賀状さえスマホでやり取りする時代になってきました。手書きの手紙なんてここ何年もいただいたことがありませんし、当然書いたこともないですね。これじゃますます字を書かなくなるので、確実に字を書くのが下手になっています。
さらに減ったもの、地図でしょ?まず紙の地図は見なくなりました。グーグルマップや各社も様々な地図を提供しています。カーナビゲーションも昔ほど普及してないですね。特に古いカーナビは地図データが古くて現実と合っていなかったり、平成の大合併が反映されていなかったりするので、そういう方は、ナビがあってももっぱらスマホやタブレットをカーナビ代わりに使っている方をよく見ますね。
最後に携帯・スマホの普及でなくなったもの、駅の掲示板です。昔はかならず駅にあったのに、知らないうちになくなっていました。それにしても外で人と会うのに、携帯の無い時代はそうしていたんでしょうね。待ち合わせ場所が微妙にずれていたりとか、何らかの事情で待ち合わせ時間間に合わないとかいうときに、掲示板は便利だったですね。携帯がなけりゃそれしか連絡の取りようがありませんものね。
時代がすすむと便利になっているけど、大切なものも結構失われているのではないでしょうか? 残せるものは残していきたいですね。
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2016年9月13日
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