2020東京五輪のサーフィン会場は一宮町でほぼ決まり?

現地時間の8月3日、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、サーフィンが2020年東京五輪の追加競技に決まった。その時、サーフィン開催予定地として一宮町が紹介され、事実上決定したようなものだが、正式には12月に決定するらしい。しかしIOC総会での発表を受け、誘致活動をしていた静岡県や、同じ千葉県内の「安房4市町」、「勝浦市・御宿町」から敗北宣言?が出され、ほぼ一宮町に決定したといっていいだろう。

サーフィン会場に選ばれた一宮町の釣ケ崎海岸は、世界レベルの波が売り物です。事実神奈川県からもサーファーが来ていることからも明らかです。また、サーフポイントの数も複数あり、台風時でも大会ができること、国際大会が複数回開催され、世界大会を行う経験、人材、警備体制を兼ね備えていることなどが選ばれた理由です。

また、IOCから出されている会場の条件として、選手村から1時間以内にアクセス可能な地域となっていますが、一応これをクリアしたことになっています。

選手村(有明)から;車で1時間
東京から;車・電車で1時間
成田・羽田空港から;車で1時間

これが、一宮町・いすみ市が誘致の時に提出した「サーフィン競技会場提案書」に書かれているアクセス時間ですが、これらのなかで余裕でクリアできるのは「成田空港から車で1時間」だけですね。それ以外は、最高に条件がいい時の時間なので、実際はもう少し時間がかかります。

水を差すわけではありませんが、一宮の海岸がオリンピックサーフィン会場になる最大の懸念材料は、交通アクセスの貧弱さです。東京有明の選手村から車で来る場合のルートは幾つか考えられます、

1.首都高-東関道-千葉東金-東金九十九里有料-九十九里有料-一般道

2.首都高-東関道-外房有料-(圏央道)-一般道

3.首都高-東京湾アクアライン-圏央道-一般道

一番効率的と思われるのが3のルートですが、圏央道を茂原長南で降りてから会場までの一般道が遠くて貧弱。2のルートでも一般道が茂原市内を通過するので時間がかかる、外房有料から圏央道で茂原長南を通るルートを通っても、最終的には2と同じ問題が生じる。1のルートは九十九里有料等の有料道路区間(片側1車線)が長くなる。

圏央道の茂原長南出口から国道128号線までの道路があまりにも貧弱。ここを整備するにしても4年間ではもう間に合わないのではないか。国道128号線だって決して良いとは言えない状況ですね。そうなると一番効率の悪そうな1のルートが一番良いのかも知れません。ただ、千葉東金道路は今でも渋滞するのでなんとも言えませんね!

鉄道でのアクセスでは、外房線の上総一宮駅があまりにも貧弱です。改札口は海とは反対側にしかなく、駅前から海までは踏み切りを渡らなくてはなりませんし、駅前にまともなロータリーもないので、駅から会場までのバス輸送に問題があります。駅と駅前の開発が必要でしょう。いっそのこと、会場に一番近い東浪見駅を改良してオリンピック開催期間だけ臨時停車するっている手もありですね。

いずれにしても、交通アクセスだけでも結構解決しなければならないことがたくさんありそうです。それ以外にも宿泊施設の問題もありあすが、また別の機会に書くことにします。

 


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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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