今日は早朝に台風7号が通過しましたね。朝から台風一過の秋晴れ、じゃなくてまた夏の空が戻ってきました。たしかに雨上がりの朝は、空気が雨に洗われた感じで空気がすがすがしいです。この感じが夜まで持てば星空がきれいに見えるのですが・・・。そういえばこないだの一宮花火大会の日は、星がきれいで、ベガとアルタイルとデネブの3つの星を結ぶ夏の大三角形もくっきり見えました。
夏の大三角形ののうちベガとアルタイルは七夕伝説の「おりひめ(織姫)」と「ひこぼし(彦星)」ですが、間を流れる天の川は見ることができないですね。どんなに空気がきれいでも、日本列島、特に関東平野の夜の明るさではもう無理なようです。以前国際線パイロットが選ぶ世界最高の夜景はどこ?というのをテレビでやっていましたが、1位はどこだと思います。函館でも香港でもないんですよ! なんと東京(関東)なんだそうです。夜間東京に向かって飛んでくると、関東平野全体が発光しているように光っている様が圧巻なんだそうです。私も1回経験したことがあります。天気の良い日の夜に成田へ着く便に乗っていたのですが、房総半島の手前で旋回したときにちょうど窓から関東平野が一望できたのです。そのとき、これが世界一といわれる夜景なのだな~、やっぱり凄い! と感激したのを覚えています。
逆に考えれば、これだけ明るい中にいるので、天の川は見えないのは当然のことと理解できます。
私の短い一生の中で(笑)「天の川を見た」と明確に記憶しているのはたった2回だけです。一回は40年ほど前に北海道へ旅行に行ったのですが、有明埠頭からフェリー(サッポロ丸だったと記憶しています)に乗って苫小牧までの間(なんと船内に2泊もするのです)、最上階のデッキから見たのが最初です。確か7月で、場所はちょうど東北の沖合いだったと思います。生まれて初めて実際に見る天の川に、感激したのを覚えています。もう1回はそれより数年後、これも夏には必ず毎年行っていた神津島で経験しました。その年は行くときにちょうど台風襲来にぶつかってしまって大シケの中、やっとの思いで到着したのです。その後台風一過の晴れになり、見事な天の川が見えたのです。毎年行っていても見えたのはそのときだけでした。やはり台風の雨が空気をきれいにしたからですね(夏にしか行ったことがないので、冬のことはわかりません)。
2回とも、本土とは離れた海の上です。しかし、関東にいる限りは、どんなに空気がきれいでも天の川を見ることは絶対にないと思うとちょっと寂しいですね。ひょっとすると「日本にいる限り」かな?夜間に衛星から撮影した写真を見ると、日本列島の形に光って見えるんですから・・・。もはや日本列島全体が明るいのかもしれません。
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