昨日も報告しましたが、7月23日に開催された上野夏祭りパレードに参加しました。今年で5回目の参加です。参加演目は「さんさ」です。そのなかでも篠笛を担当しています。なんで篠笛なんかやっているか、経緯を書いておきたいと思います。
私の勤務する会社が上野夏祭りでさんさに出場したのは何年前だか知りませんが、10年は経っているでしょう。たまたま一緒に仕事をしていた方が、踊りの責任者をやっていたのですが、笛をやるメンバーがいなくて困っているという話を聞かされていました。太鼓を叩くメンバーはそこそこいるのだが、なかなか笛のなり手がいないということでした。私が楽器の経験者だということはその方も知っていたので、再三「やらない?」とお誘いの言葉をかけていただきました。そんなに困っているんじゃ、いっちょ助けてやるか! ということで引き受けることにしました。
やる前は、そんなに難しいもんじゃないだろう、と思っていましたし、引き受けるときも、簡単だから・・・・と大風呂敷を広げてしまいました。なので、当初はけっこう真剣に取り組みました。練習を重ねてなんとか笛を吹くことはできるようになりました。それで終わりかと思っていたのが大間違い! 当時の笛のリーダーだった方から、吹けるようになったから、今度は足をつけて踊ってみましょう、と言われた時には目が点になりました。えっ、そんなこと聞いてないよ! と抵抗したところでもう手遅れです。
なんとか吹ける段階で、足の動きをやると、どちらか一方しかできないのです。笛のことを考えると足がついていかないし、足のことを考えると笛が吹けないし・・・・。これはまいった! ちょっと甘く考えていた自分を後悔しました。しかし、習うより慣れろとはよく言ったもので、練習を重ねるうちになんとか笛を吹きながら踊れるようになりました。さんさ踊りは、太鼓・笛・踊り手がいますが、基本的に全員足の動きは同じです。さんさ踊りの踊りはけっこうハードだと思います。それが、太鼓や笛を演奏しながら飛び跳ねるような踊りをするのですから、もう大変です。私が参加するようになってからは、パレードは夜暗くなってからなので、かなり涼しくなっていますが、以前は、昼間の時間帯に行っていたので、かなりの暑さで、途中でダウンしてしまうメンバーもいたようです。
ちょっと笑い話のようになってしまいましたが、私が「さんさ踊り」の笛をやるまでの顛末を書いてみました。参加した最初の年は、本場盛岡のさんさはどんなものか見学にいきました。盛岡じゅうがさんさの熱気につつまれて、それはすごかったです。ちょうどその年に平泉が世界文化遺産に登録されたこともあり、見学してきました。今年は上野の国立西洋美術館が世界文化遺産ということで、なんか不思議な縁を感じますね。
あっ! 大事なことを忘れていました。私が初参加の年は東日本大震災のあった年でもありました。被災地へ多くの警察官が行っている関係で、パレードの警備ができないので、中止にするという話もありましたが、規模を縮小して開催されたのでした。また、盛岡へ行ったのも、復興支援のため多くの人が東北へ行って下さいとの要請があったからでした。今年は熊本で大地震が発生しましたが、熊本・大分旅行が政府からの支援金で70%引きになるそうです。被災地に旅行に行くだけでも復興支援になると思いますので、今年は熊本へ行きましょう!
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