外房地方とひこーき

長生村を含む外房地域は昔からひこーきに縁があるようです。隣の茂原市にはむかし飛行場があったようですが、今は直線の道路が当時の滑走路を思い起こさせます。

昔の話はさておき、現代では北の成田空港、西に羽田空港があり、両空港の空路が近くを通っています。成田空港を離陸して南へ向かう航空機は、九十九里浜沖を南下していくルートをとります。長生村から東を見ると、海上を南下していく航空機を見ることができる。特に夜は、点滅するライトが星かと間違えてしまいます。同じ様に南方から成田に向かう航空機も九十九里浜沖を北上することになります。また、成田空港を飛び立って西へ向かう航空機の一部は、九十九里浜沖を南下した後、長生村あたりで西へ進路を変更します。
成田空港を離発着する航空機だけでもかなりの数の航空機が外房地域を通過して行くのですが、さらに羽田空港への航路も存在します。

成田空港の航路は主に海上になるのに比べ、羽田空港への航路は陸上が主になっているようです。ちょうど房総半島を串刺しするように北上してきて、ちょうど長生村あたりで西へと進路を変更し、羽田に着陸するコースをとります。

日没後は(着陸はその時間帯が多いみたい)房総半島を北上してくる飛行機が、列を作っているのが良く見えます。視界のなかに5~6機並んでいるのが見えます。こちらに向かって飛んでくるので、航空機のヘッドライトがとても明るく見えます。なんとも幻想的な風景なのです。テレビ放送が地上デジタルになる前は、東京タワーからのテレビ電波が航空機によって反射するのか、映りが悪くなる時間帯があったものです。

成田・羽田空港を発着する便だけではなく、北米から韓国や中国などへ向かう便が、高度1万メートル以上で通過していくのが見られます。天気の良い日は肉眼でも見えますし、エンジン音も微かに聞こえます、これは静かだから聞こえるのでしょうね? 都会のような騒音があれば当然聞こえないはずです。

成田空港が近いので、わざわざ飛行機を見るために空港周辺に行くことがあります。よく行くのが三里塚さくらの丘公園です。ここはNAA(成田空港会社)が設置している公園で、A滑走路の南端に位置しています。風向きにより離着陸の方向がかわりますが、北へ離陸するときは、滑走路の南端からエンジンフルパワーで離陸に向かう機体を見る(聞く)ことができます。私にとって1日居てもあきないところです。近くには航空博物館もあり、ジャンボ(B-747)の機首の部分(ほんものです)が展示してあったりで、ヒコーキ好きにはたまらないエリアです。

投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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