無限の可能性を秘めているぞ、九十九里浜

「長生人」の名前の由来を説明したときにも述べましたが、現在の住居は千葉県長生郡長生村です。九十九里海岸の一角にあり南は一宮町、北は白子町に挟まれています。サーフィンの一宮、テニス(最近はサッカーか?)の白子に挟まれて、いまいち特徴のない村になっています。しかし、人間の手がほとんど入っていない、自然のままの海岸線がこれほどの規模で残っているのは日本ではここだけ、世界的にも珍しいのではないでしょうか?

しかし、九十九里浜って面白い名前ですね。海岸線の長さが99里あるからなのでしょうか? その昔、源頼朝の命で1里ごとに矢を立てたところ99本に達したという伝承から「九十九里浜」と言われるようになったとの説が有名ですが、「九十九」は「多い」の意ともされますが、その場合だと「とっても長い海岸」ってことになるんでしょうね。しかし、古代の尺貫法では1里は6町(近代尺貫法では36町)であり、109(1町は約109メートル)メートル×6町×99里=約64.7キロメートル(実際の九十九里浜は約66km)なので、古代の尺貫法では実際にほぼ99里になるのです。 どうやら矢の本数が99本という説が正しそうですね。

昨年、大前研一氏が「いま最も魅力的だと考えている土地は房総半島の九十九里浜である」と発言しました。九十九里浜の景観がゴールドコーストと酷似していること、海岸はゴールドコーストの57kmよりも長く、近接する首都圏の人口の多さはゴールドコーストの15倍の3000万人。成田・羽田空港に近く、利用者数はブリスベン空港やゴールドコースト空港より圧倒的に多い。九十九里浜の海際には規制によって建物が全くない。これは何もなかった1960年代のゴールドコーストにそっくりなので、やり方次第で十分ゴールドコーストのようになりうるとの説なんです。その、やり方次第で大化けする可能性があるってことに、住民とすれば期待しちゃうわけですが、はたして誰が音頭をとるのか?。

しかし、首都圏の袋小路、房総半島(特に外房)に空港やあまり住民に歓迎されないような施設が出来なかったのが不思議なくらいですね。これだけ東京に近い地域なのに、よくもこの時代まで手付かずで残っていたのか不思議なくらいです。

大前研一氏が言うように、九十九里浜はゴールドコーストをモデルに、従来の日本型海水浴場ビーチの発想を排除して国際的ビーチリゾートを目指すべきだと思うのですが、ちょっと期待させることが起きています。
2020年の東京オリンピックで追加される競技が決定されようとしていますが、そのなかにサーフィンが入っているのです。今、一宮町が猛烈な誘致活動をしていますが、IOCのコーツ副会長も「千葉の可能性が最も高い」と言っているようなので、期待して見守っていきたいと思います。

オリンピックのサーフィン会場をきっかけに、国際的ビーチリゾート地となってほしいですね。


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投稿者: じやお

田舎暮らしを始めて25年、田舎暮らし最高!

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